Works

鉛筆による超絶技巧を武器に人間の知覚を揺さぶる超世界を描きだす孤高のアーティスト。
イメージの消失や反復、反転等いくつかのルールのもとに展開される絵画群は技法こそ人の手による凄まじくも細密な作業であるものの、多分にデジタル的な成り立ちをしている。 その世界はアーティスト本人の意志や決定を超え、コンピュータのアルゴリズムに従って無機的かつ確率論的に発展していく記号の海であり、時間の概念を超えて立ち現れるイメージの迷宮でもある。

個展歴に2006年国立国際美術館、2016年千葉市美術館、2008年クラクフ(ポーランド)美術館等。作品は国立国際美術館、千葉市美術館、豊田市美術館、東京ステーションギャラリー、クラクフ現代美術館などに収蔵されている。